八幡西区で薬剤師の求人パートに応募した主婦の体験談

私は、大学で薬剤師の資格を取得後、製薬会社に就職しました。その後、結婚して出産を経験してからは、15年ほど専業主婦をしていました。子供の学費がかさむため、働きに出ようと思いましたが、ブランクがあるため製薬会社には戻ることができません。

また、子供の世話もあるので、できればパートタイムで働きたいと思いました。そこで、居住地である八幡西区で薬剤師の資格を生かすことができるパート先を探すことにしました。

製薬会社でしか経験がない薬剤師が働く場所はあるのか

製薬会社では、私は主にジェネリック医薬品に関する仕事をしていました。自分の研究分野に関する薬剤とばかり向き合う日々のため、それ以外の分野の薬剤にはあまり詳しくありません。そのため、病院や調剤薬局で薬剤師をすることには不安がありました。

専業主婦をしている間にも、どんどん薬の技術は発展しており、ついていくことはできないだろうと思っていました。なので、病院や調剤薬局は候補から外して考えることにしました。それ以外で薬剤師の資格が生かせる職場と言えば、ドラッグストアです。

八幡西区にもたくさんのドラッグストアがあり、その多くで薬剤師の求人を募集しています。時給も比較的高額でパート勤務も可能なので、思い切って応募してみることにしました。

『60歳以上の薬剤師の求人はどうなっている?』

家から少し離れたドラッグストアに応募

ドラッグストアは家の近くにもたくさんあるのですが、私はあえて家から自転車で20分ほどかかるドラッグストアに応募しました。ドラッグストアは、日用品を購入する人が多いため、その人のプライベートが良く見えると思ったからです。

私なら、よく行くドラッグストアに知り合いがいたら嫌だなと思うので、知り合いが日常的に買い物に来ない場所にしようと思いました。そのドラッグストアは、処方箋の受付もしていましたが、レジや品出しなども業務内容とされていました。

学生時代はスーパーのレジをしていたので、これなら自分にもできるかもしれないと思ったことも応募した理由の一つです。


ドラッグストアへの面接のときの服装やメイク

久々の仕事復帰ということで、張り切ってリクルートスーツを購入しようとした私に、夫から待ったがはいりました。パートの面接で、リクルートスーツを着てくる人は、あまりいないと思うという夫に諭され、周囲の人にも意見を聞いたところ、やはりドラッグストアの面接にリクルートスーツはやりすぎとのことでした。

そこで、清潔感をだすために、白シャツに紺のカーディガン、黒のスラックスというファッションで面接に臨むことにしました。靴は、冠婚葬祭用に購入した黒のパンプスでカバンは履歴書を折らずに入れることができるサイズのトートバッグにしました。

製薬会社で働いていた時も専業主婦時代も、私はほとんどメイクをしませんでした。そのため、あまり何も考えずにすっぴんで面接に行こうと思っていたところ、ママ友に主婦のパートの場合、すっぴんだと幸薄そうに見えるから、派手じゃない程度にメイクをしていったほうが良いとアドバイスをもらいました。

また、接客業の場合は、メイクをしていることがマナーとなる場合もあるようです。そこで、薄めのメイクをして面接に向かいました。

薬剤師の資格があれば経験はあまり問われない

実際の面接は、薬剤師の資格があるというだけで、即採用という雰囲気で細かい経歴や志望動機などは全く聞かれることがなく、拍子抜けするほど和やかな面接でした。私のほうが不安になってしまい、調剤薬局の経験がないことや、専業主婦の時期が長いことなど伝えましたが、大丈夫と繰り返されるだけでした。

結局、そのままそのドラッグストアで働くことが決まり、早速翌週から仕事を始めることになりました。友人の薬剤師にも聞いたところ、薬剤師の有資格者のパートを探すことは意外と難しいらしく、資格さえあれば大歓迎のドラッグストアが多いのだそうです。

家族に採用を伝えると、子供たちが想像以上に喜んでくれました。小さいころ、いつも家にいたことは良かったと思いますが、ある程度大きくなった今は、それが逆にうっとしいのかもしれません。自分のことは自分ですることや家事の分担まで約束してくれました。

夫も、家事の協力を申し出てくれたためとても心強かったです。

勤務初日は緊張のスタート

私は、朝の9時から夕方4時までのパート勤務です。子供たちが学校に行ってから大急ぎで家事を済ませて、初出勤を迎えました。一緒に働くのは、面接をしてくれた店長と正社員の若い女性、パートの主婦やアルバイトの大学生という構成のようです。

職場の人間関係にうまく溶け込めるか不安でしたが、薬剤師は私一人ということで、良い意味で距離感があり、働きやすそうな空気でした。まずは、正社員の女性から店内を案内してもらい、レジのやり方を教えてもらいました。

処方箋受付のほうには、何人か薬剤師がいるようでしたが初日は一緒に働くことはありませんでした。いきなり接客をすることになりましたが、研修中の名札をつけてもらい、ベテランらしいパートの人と一緒にレジに入ることができたため、何とか仕事をこなすことができました。

できれば、ずっとレジをやりたいくらいでしたが、やはり時給も普通のパートより高いので、いずれは処方箋受付の仕事もしないといけないといわれてしまいました。入社からしばらくした今は、何とか処方箋受付の業務もこなしています。

働き始めて変わったこと

八幡西区はそれほど大きな区ではありませんが、市内の中ではそれなりに賑わっています。そのため、いろいろなお客さんがドラッグストアにはやってきます。専業主婦の時は、家族か子供関係の人としかほとんど交流がありませんでしたが、多種多様な人と触れ合うことができる今の仕事は毎日発見があり、とても楽しいです。

家族からは、仕事を始めて明るくなったとよく言われます。ドラッグストアに入荷される新製品の話などで、子供たちと盛り上がることも増えました。そして、なによりも自分の給与がもらえるということはとてもうれしいものです。

時給が高額なため、短時間でもそれなりの金額をいただくことができます。もともとの目的だった教育資金はもちろん、自分へのご褒美に洋服やスイーツを購入することができるようになり、気持ちにゆとりがもてるようになりました。

また、お金を稼ぐことで社会の一員として役割を果たしている気分にもなれます。

薬剤師の資格があるならパートの求人はたくさんある

私が長く専業主婦をしていたように、潜在薬剤師は意外と多いと思います。せっかく取得した難関資格を利用しないことはもったいないことです。資格があるだけで、経験が浅くてもパートとして雇ってくれるところはたくさんあることがわかりました。

薬剤師の資格を眠らせている主婦の人は、ぜひドラッグストアでの求人を探してみてください。